数理法とは — 算命学のエネルギー計算
数理法は、エネルギー値からその人の宿命の傾向——バランスを見ていく技法です。十干(甲〜癸)のそれぞれに数値を割り当て、その総合計を総合エネルギー値として読みます。あわせて、そのエネルギーをどれだけ消化できるかを十二大従星から出し、両者が釣り合っているかを見ます。高いから良い、低いから悪いではありません。持っている量と、それを使い切れる場が噛み合っているか——そこに数理法の実用的な価値があります。
目次
命式の中に隠れた「数字」が、あなたの持ち味を語る
命式の年柱・月柱・日柱には、天干や蔵干として十干が現れています。数理法は、この十干それぞれにどれくらいのエネルギーがあるかを数字で表す技法です。
甲の力、乙の力、丙の力……10本の棒グラフのようなイメージです。一つだけ突き抜けている人もいれば、複数が横並びの人もいます。その形が、あなたの持ち味そのものです。
数字が高い干は、あなたが意識しなくても自然に使っている力。0や低い干は、自分では気づきにくいけれど環境や人間関係で補える力。どちらも知っておくことで、無理のない生き方の設計ができるようになります。
| 甲 | 乙 | 丙 | 丁 | 戊 | 己 | 庚 | 辛 | 壬 | 癸 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 18 | 22 | 24 | 20 | 18 | 22 | 20 | 18 | 22 | 20 | 204 |
上の例では、十干ごとの値が比較的分散しています。実際の命式では、特定の干に大きく寄る場合もあれば、このように複数の干が近い値になる場合もあります。
総合エネルギー値の読み方——総合計が示す範囲
数理法でまず見るのが、十干の値をすべて足した総合計です。これがその人の総合エネルギー値にあたります。命式の数理バランス表の右端に出ている数字がそれです。
総合エネルギー値には、おおよその範囲ごとに読み方があります。300点を超えると、普通に生きているだけではエネルギーを持て余してしまう範囲。250〜300点は、一人でも人生を切り開いていけるリーダーの範囲。200〜250点は仕事をするのに適した範囲で、150〜200点は無理なく日常を営むのに適した範囲とされます。
150点を下回ると、自分だけでやろうとすると壁にぶつかりやすい範囲になります。ただしこれは劣っているという意味ではありません。人の力を借りること、周囲と組むことが前提の設計だと捉えるほうが実態に近く、実際そうした形で力を発揮している人は多くいます。
総合エネルギー値は大きいほど良い、という指標ではないことにも注意が必要です。大きければ、それを使い切る場が必要になります。次に見る「消化力」は、そのエネルギーをどれだけ使い切れるかを測るための考え方です。
エネルギーの消化力——十二大従星から見る釣り合い
どれだけエネルギーを持っていても、それを消化しきれなければ力は内側にたまります。数理法では、エネルギーの大きさに見合った消化や発散の場を持てているかを重視します。その消化の度合いは、十二大従星から求められます。
消化力は十二大従星から計算します。初年期・中年期・晩年期の3か所に配置された従星の点数を合計し、3で割った値が消化力の大きさです。従星にはそれぞれ点数があり、天将星が12ともっとも大きく、天馳星の1がもっとも小さい値です。
見るのは、総合エネルギー値と消化力が釣り合っているかどうかです。200のエネルギーに対して消化力が7〜8であれば、バランスの取れた組み合わせとされます。総合エネルギー値が大きいのに消化力が小さい場合は、力を持っていても出し切れず、日々がどこか締まらないまま過ぎていきやすいと読みます。逆に総合エネルギー値の割に消化力が大きい場合も釣り合いを欠くため、注意して見る必要があるとされます。
この釣り合いは、生き方を選ぶときの手がかりになります。エネルギーが大きい人ほど、それを注ぎ込める場——仕事、役割、打ち込める対象——を持っているかどうかが、実際の充実感を左右するからです。
| 総合エネルギー値 | 消化力の目安 | 読みの入口 |
|---|---|---|
| 301点以上 | 11〜12 | 普通に生きるとエネルギーを持て余してしまう範囲 |
| 251〜300点 | 9〜10 | 一人でも人生を切り開いていける。リーダーの範囲 |
| 201〜250点 | 7〜8 | 仕事をするのに適した範囲 |
| 151〜200点 | 5〜6 | 無理なく日常を営むのに適した範囲 |
| 101〜150点 | 3〜4 | 自分だけでやろうとすると壁にぶつかりやすい |
| 100点以下 | 1〜2 | 人の力を借りることが前提になる範囲 |
- 天将星12
- 天禄星11
- 天南星10
- 天貴星9
- 天堂星8
- 天恍星7
- 天印星6
- 天庫星5
- 天胡星4
- 天報星3
- 天極星2
- 天馳星1
初年期・中年期・晩年期に配置された3つの従星の点数を合計し、3で割った値が消化力の目安です。
まず五行で全体像をつかむ——木・火・土・金・水のバランス
十干の数字を一度に読むのは慣れが必要です。最初は五行にまとめて見ると、命式の全体像がすぐにつかめます。甲・乙は木、丙・丁は火、戊・己は土、庚・辛は金、壬・癸は水。
自然界の五行配置(気図法)では、東方の木が守備、南方の火が伝達、中央の土が魅力、西方の金が攻撃、北方の水が知性の領域に対応します。この対応は固定で、木が強ければ守る力、火が強ければ伝える力、というように読みます。
ここで見るのは、数理法の十干エネルギーを五行に集計した値です。命式に出ている五行を単純に数える「出現数」とは別物です。なお、同じ数値を使う八門法は日干を中心に組み直すため、五行と領域の対応が気図法とは変わります(人により5パターン)。五行の配置が固定なのは気図法のほうだと押さえておくと、両者を混同せずに済みます。

数字の読み方——偏りは「個性」であって「欠点」ではない
一つの干だけが突出している人は、その質を武器にできる一方、同じパターンを繰り返しやすい面もあります。自覚して使い分けると、強みがさらに研ぎ澄まされます。
複数の干が近い値で並ぶ人は、いくつかの力を切り替えて使える器用さがあります。ただし「どの力で勝負するか」を迷いやすい面も。自分のメインの力を見極めることで、軸が定まります。
0や極端に低い干は、命式の中で自然には出にくい質ですが、欠点ではありません。パートナーや環境がその質を補ってくれることが多く、逆に「だからこの人といると安心するのか」という相性の気づきにもつながります。

数理法と八門法——「素材」と「地図」の関係
数理法が十干ごとの細かい素材データなら、八門法はその素材を五行にまとめて方向に並べた地図です。同じデータを見る粒度が違うだけで、もとになる数字は同じです。
まず数理法で「自分はどの干が強いのか」を把握し、次に八門法で「その力がどの方向に流れるのか」を確認する——この二段階で見ると、命式の理解が格段に深まります。
数理法で見えた偏りが、八門法の配置図でどの方向に出ているかを確認できたとき、「なるほど、だから自分はこういう場面で力を発揮しやすいのか」という腹落ちが生まれます。

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FATE DECODERで命式を計算すると、十干ごとのエネルギー値と合計が数理バランスとして表示されます。まずは一番高い干と、0になっている干を見てください——それだけで、あなたの命式の輪郭がつかめます。
「この偏りは、自分の仕事や人間関係にどう出ているのか」「0の干を補うにはどうすればよいのか」——AI鑑定に聞けば、数理法の数字を命式全体の文脈で読み解き、具体的なアドバイスが返ってきます。
よくある質問
総合エネルギー値はどこを見れば分かりますか?
命式の数理バランス表にある総合計が総合エネルギー値です。十干(甲〜癸)それぞれの値をすべて足した数字で、FATE DECODERの無料命式計算では自動で表示されます。
総合エネルギー値が大きいほど良いのですか?
大きいほど良いという指標ではありません。エネルギーが大きいほど、それを使い切る場が必要になります。数理法では、総合エネルギー値とその消化力が釣り合っているかどうかを見ます。値が小さい場合も、人と組むことを前提にした設計と捉えるのが実態に近い読み方です。
「消化力」はどう計算しますか?
十二大従星のうち、初年期・中年期・晩年期の3か所に配置された星の点数を合計し、3で割ります。従星には天将星12から天馳星1まで点数が決まっています。200前後の総合エネルギー値に対して、消化力7〜8前後が釣り合いの取れた目安とされます。
数値が高い干ほど良いのですか?
高い=良い、低い=悪い、ではありません。高い干はあなたが自然に使いやすい力、低い干は意識して使うか環境で補う力です。偏り自体があなたの個性であり、その使い方を知ることが数理法の本質です。
数理法と八門法はどう使い分けますか?
数理法は十干ごとの細かい偏りを見る「素材データ」、八門法はそれを五行にまとめて方向に配置した「地図」です。細かい強みを知りたいなら数理法、力の流れの全体像を掴みたいなら八門法を見てください。
数理法だけで性格や適職を判断できますか?
数理法はエネルギーの量と偏りを見る技法であり、それだけで性格や適職を断定するものではありません。十大主星で力の「質」を、天中殺で「タイミング」を、位相法で「関係性」を重ねることで、現実に即した分析ができます。FATE DECODERのAI鑑定では、これらを統合した回答が可能です。
数理法は無料で出せますか?出し方は?
はい。生年月日を入力するだけで、十干(甲〜癸)ごとのエネルギー値と五行ごとの合計を無料・登録不要で自動算出できます。手で出す場合は命式の天干・蔵干に配点して十干ごとに合計しますが、配点や蔵干の扱いが細かいため、まずは自動計算で全体像をつかむのがおすすめです。
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